NISA歴7年の僕が『つみたてNISA』の積立資金を確保している方法【預金編】

お金の考え方

ミレニアル世代・20代の皆さん、つみたてNISAで資産運用を検討している皆さん

こんにちは。millenisa(ミレニサ)です。

自己紹介

この記事では、

僕がNISAによる資産運用をスタートした
2015年から実践している投資資金を確保する方法の一つである、

『銀行預金』についての考え方をお伝えします。

結論からお伝えしますと、『銀行預金』に対する僕の考え方はこうです。

銀行預金は
『半年分の生活防衛資金』を確保

あとは全て
『資産運用(夫婦でつみたてNISA)』です。

これをNISA制度が始まった2015年から実践しているのですが、
本記事ではこの考えに至った理由をお伝えします。

日本人の年収は減っている

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-08-02.html)

まずはやはり避けて通れないのが年収問題です。

「保険編」でもお伝えしましたが、この事実を避けて資産運用を考えることはできません。

上記のグラフを見て分かる通り、日本人の平均年収はバブルが崩壊したと言われる1991年以降下がり続けていますが、こうした推移を見てみると日本人の給与が上がっていないかよく分かります。

世界の中で1人あたりのGDPの順位が年々下がっているのも理解できます。
しかも新型コロナの影響を大きく受け2020年以降はまた下がります。

僕も年収が下がっている内の一人です。賞与は丸々カットで給与もカットされそうです。
厳しいです。

年収は減る、銀行にお金を預けても増えない、更に高い保険に入る、まさに三重苦です。
自分自身で将来を考えて少しでも良い方向に持っていく必要があります。

つまり何が言いたいかと言うと、給与は中々増えない事実を前提にして
限られた収入の中で『お金の使いみちを賢く配分して、自分で増やす』必要があります。

資産の選択と集中これを避けて資産形成はあり得ません。

そして見直すべきは銀行預金です。

前回の記事で取り上げた『保険』と今回の『銀行預金』は
つみたてNISAの積立資金を確保する上で見逃す事のできない2つです。

銀行に預けてもお金は増えない

個人が一般的に銀行を利用する際、考える役割としては次の3つになります。

銀行の役割

①お金を預ける
②お金を借りる
③お金を受け取ったり支払ってくれる

大金を家に置いたり、持ち歩く訳にもいかいので無料で預かってくれますし、車や家を買う時などお金を貸してくれますし、また水光熱費などを代理で支払って(引き落とし)くれて、給与などを受け取ってもくれます。

こうして改めて考えると銀行は非常にありがたい存在ですね。銀行に感謝します。
しかし以前はこの3つの役割だけではなく、4つ目がありました。

それは『お金を増やす』です。

1990年前後のバブル期は今では考えられない金利でした。定期預金の金利は「6%」です。
しかもただ預けるだけで増えるという全くのノーリスクです。

ちなみに2021年4月時点では、大手銀行の定期預金の金利「0.002%」
ネットバンクでも「0.02%」です。

僅か30年前の金利が今の300倍、3,000倍です。しかも給与も高くて銀行に預けるだけでお金が増える。やはりバブルは異常です。

そして今の金利は超超低金利です。仮に大手銀行の定期預金に100万円を5年間預けて、得られる利息は100円です。しかもこの100円に約20%の税金が掛かるので残るのは80円です。

5年で80円!悲しいですよね…

もはやこの金利は、
銀行にお金を増やす役割は無いということが分かると思います。

『銀行で増やす』は今の時代ではあり得ません。
ちなみにこつこつと銀行にお金を預ける事は『貯める』であって『増やす』ではありません。

では銀行に増やす能力がなくなって以降、日本人の金融資産はどうなっているでしょうか。

日本とアメリカの金融資産の推移

では海外の金利や金融資産はどうなっているのか?アメリカと日本で比較してみます。
まずは参考程度に現在のアメリカの大手銀行と、僕がつみたてNISAを運用している証券口座用の銀行金利を調べてみました。

普通預金金利(2021年4月26日時点)

バンク・オブ・アメリカ:0.01%
住信SBIネット銀行 :0.001%(SBIハイブリット預金は0.01%)

ご覧の通りあまり変わりませんでした。アメリカの預金金利も低いんですね。
この数十年での推移は調べていないですがどうなんでしょうか。
どちらにしろアメリカにおいても、銀行にお金を預けても増えないという事は分かりました。

では次に約20〜30年の金融資産の推移を見てみましょう。


出典:金融庁ウェブサイト(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190412/03.pdf)を加工して作成


このグラフは年齢が約10歳増えるに連れて金融資産がどうなるかを表しています。
左がアメリカ、右が日本です。一目瞭然で全然違いますよね。

アメリカ
35歳未満の400万円から、10年で900万円、更に10年で2,000万円増えて、45〜54歳で約3,400万円

日本
20歳代の400万円から、10年で240万円増えて、次の10年で280万円増えて、40歳代で920万円

年齢の算出に差異がありますが、40歳代での差は何と2,400万円です。

この差の理由は棒グラフの色を見ると分かります。

アメリカ
株式、投資信託、退職口座(確定拠出年金)といった資産運用で7割程度を占めている

日本
ほとんどが預金と保険が占めており、資産運用は僅かである


このように日本とアメリカではほほ真逆の結果となっており、金融資産への考え方が全く異なっている事が分かります。しかも資産額の推移からして、日本とアメリカどちらの考え方が金融資産を増やすために有効か、はっきりと分かるのではないでしょうか。

『つみたてNISA実績』と『定期預金』を比較してみた

『さっきから銀行に預けてもお金は増えないと言ってるが、つみたてNISAなら増えるのか?』
と疑問を持たれると思いますが、

『減る場合も増える場合もある』が答えです。
ただ長期の資産運用であれば、非常に高い確率で増えます。

2015年からNISAによる資産運用、2018年からつみたてNISAによる資産運用の、計7年の実績で比較してみました。

NISAによる運用実績と定期預金金利との比較〉
①2015年1月〜2021年の計7年で比較
②銀行預金は2021年3月時点のNISAのつみたて元本と同額に設定
③銀行の金利は2021年4月27時点の公表値
④NISAは実績

合計では、NISA運用実績(NISA+つみたてNISA)が
大手銀行の1,900倍ネット銀行の190倍もの利益が出ている事になります。

NISA運用実績では2015年や2018年などマイナスが出た年もあります。2020年のコロナショック後も大きくマイナスでした。それでも保有し積立を継続する事により、預金と比較して大きな利益を生み出しています。これは長期で積立ていけば更に拡大します。

資産運用をする事により、預金や保険よりも金融資産を増やすことができるのは明白ですし、これが長期であればより一層の差が出てきます。日本と海外との資産の推移がそれを裏付けています。

合わせて読みたい


出典:金融庁ウェブサイト(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190412/03.pdf)

アメリカとイギリスは資産運用のリターンによって、金融資産が20年間で2倍以上に伸びています。
ちなみにイギリスには『NISA』の基になった『ISA』が恒久制度になっており、国民の約半分がその制度を利用して資産運用をしていると言われています。

日本は20年間でたったの1.4倍です。もしこの2カ国と同じように資産運用していれば、より裕福な国になっていたかもしれません。国民の金融リテラシーを向上する土壌がなかったので仕方ないですが。


銀行に預けてもお金が増えないことをお伝えしてきましたが、増やす目的ではなく生活の備えとしての貯金は確保した方がいいのでしょうか。

生活防衛資金は確保しよう

資産運用ばかりに偏って普段の生活がギリギリになる事は避けるべきと思います。それに臨時出費などに備えて、いつでも使えるある程度の資金は確保した方がいいです。

俗にいう生活防衛資金です。

よく色んな本などでも紹介されている生活防衛資金ですが、転職や何かの理由で仕事を辞めた際、少し大きな買い物をする場合、万が一の入院など、いざという時のお金は確保しておいた方がいいです。

ではどの程度の生活防衛資金が必要か。僕は半年分を確保しています。

この生活防衛資金については3ヶ月、半年、1年など様々な意見がありますが、1年分貯めるのは結構大変ですし、それが貯まるのを待って資産運用が遅れるのは、機会損失になるので避けるべきです。

3ヶ月か半年かはどちらでも良い思います。
親と生活していたり、一人暮らしであれば3ヶ月あれば十分でしょうし、妻や子供がいる家族であれば3ヶ月では心許ないので、半年分はあれば安心です。

もし仕事を辞める事になった場合はどうでしょうか。半年分の生活防衛資金加えて失業保険も受給すれば、1年以上は生活ができます。その期間で再就職など体制を整えることが出来ると思います。

もちろん多ければ多いほど気持ち的には安心かもしれませんが、限られた収入で低金利の貯金ばかりしていても増えないので、半年分を確保していればあとは資産運用に回していいと思います。

また、つみたてNISAは毎月定期的に積立するからといって解約できない訳ではありません。
つみたてNISAはいつもで解約可能です。

これはNISAのメリットの一つです。しかも非課税ですので、幾ら利益が出ていても丸々自分のものです。

但し数年以内に解約する可能性が高い事が分かっているのであれば、バランス型ファンドにするなど、暴落時などに備えて増減幅が小さい商品を選定した方が安心です。

ただ最初から短い期間で解約するつもりの運用は、長期の資産運用のメリットを享受できないので避けたほうがいいと思います。

生活防衛資金が貯まるまで資産運用はしない方がいいか?

生活防衛資金が貯まるまで資産運用はしないほうがいいのか?

答えはNOです。

3ヶ月、半年分の生活防衛資金が貯まるまで、資産運用を待つべきではありません。
それを待っていれば時間分散や長期の運用メリットの享受も遅れます。結局始めるタイミングがどんどん遅れる可能性もあります。

例えば毎月3万円の貯金ができるのであれば、防衛資金が貯まるまでは貯金2万円 積立1万円など

同時進行もいいのではないでしょうか。簡単なシミュレーションをしてみました。

〈生活防衛資金確保(半年分)と資産運用の同時進行
①月30,000円の貯金額で設定
②銀行預金は低金利で数百円のため算出せず
③資産運用は年利5%の複利で算出

簡単なシミュレーション

このシミュレーションだと5年で半年分の生活防衛資金を確保しており、それ以降は30,000円を全て資産運用としています。

10年だと銀行預金と資産運用の合計は約450万となり、全て銀行預金だけ入れる場合(360万円)より、プラス90万円も多い結果となります。更に継続していくとその差は更に開いていく可能性が高くなります。

仮に半年分が確保できるまで30,000円を全額預金とした場合は、3年4ヶ月が必要となりますが、資産運用におけるその期間は非常に勿体ないです。

ボーナスなど大きな収入があれば早めに生活防衛資金を準備して、その後は出来る限りつみたてNISAの年間限度額40万円の枠を使い切って、資産運用に回した方がいいと思っています。早く始めたほうが時間分散やNISA制度のメリットを享受しやすくなります。

僕は2015年からNISAを始めました。それまで銀行に預けるしかなく、生活防衛資金は準備できていたので、そこに半年分を残して後はNISAによる資産運用の資金としました。

最終的には自分自身の環境を踏まえた上でよく考えて、配分・ペースを決定することが大事になりますね。

まとめ

以上つみたてNISAの積立資金を確保している方法(銀行預金編)でした。

まとめ
  1. 日本人の年収は減っているし、銀行に預けてもお金は増えない
  2. 資産運用が根付いている国では金融資産が20年で2倍以上に
  3. 定期預金と資産運用実績の比較では7年でも1,900倍の差に
  4. 3ヶ月〜半年の生活防衛資金を確保しつつ資産運用を始める

僕は半年の生活防衛資金を確保して、後は夫婦でつみたてNISAによる資産運用を実践しています。

2015年から一般NISA、2018年からつみたてNISAで運用を始めて計7年経過していますが、これからも同じ考えで資産運用をしていきます。

銀行にお金を預けて、寝かしているだけの時代はもはや過去のものになっています。
限られた収入の中で『お金の使いみちを賢く配分して、自分で増やす』必要があります。

ミレニアル世代や若い世代は、お金に対してのこれまでの当たり前・価値観から脱却して、
自分自身で資産を増やすことが可能です。

若い時に『つみたてNISA』や『iDeCo』といった国の制度があるのはかなり優位ですので
『お金にも働いてもらう』を若い頃からはじめて欲しいと思います!

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