ミレニアル世代・20代の皆さん、つみたてNISAで資産運用を検討している皆さん
こんにちは。millenisa(ミレニサ)です。
この記事では
『つみたてNISA』保有資産全額のポートフォリオを公開します。
現時点での『つみたてNISA』の保有金額のポートフォリオとなります。
買付銘柄と買付比率は下記の記事をご覧ください。
僕はつみたてNISA制度が開始した2018年から、年間限度額40万円の枠を全て使用して、積立を継続しています。
2015年から『一般NISA』、2018年から『つみたてNISA』を利用していますが
2018年のつみたてNISAの制度開始と同時に、一般NISAからつみたてNISAに切り替えましたので
現在はつみたてNISAのみの運用となっています。
一般NISAの購入年度は2015年〜2017年の3年で、それぞれ5年経過後の2019〜2021年で売却済です。
一般とつみたてNISAは同時保有ができないので、長期保有できなかったのが残念ですが
少額とはいえ利益を確保して終える事ができたので、まぁ及第点といったところでしょうか。
なぜ保有資産のポートフォリオを深堀りして確認するのか?
この記事では、①積極的運用、②保守的運用、③夫婦2人合計
それぞれの保有資産のポートフォリオを
【銘柄別】【資産構成】【組入国または地域別】の観点から公開します。
でも何故、保有資産のポートフォリオを深堀りして確認する必要があるのか???
買付銘柄と買付比率は、現在→未来への資産運用に対する自分の考え
保有資産ポートフォリオは、過去→現在の資産運用に対する結果が見えます。
保有資産ポートフォリオを定期的に、また深堀りして見ることは、未来への投資スタンスを再考し
買付銘柄や比率を見直す上で非常に重要です。
つみたてNISAは継続保有が前提ですので、資産運用で推奨されているリバランスは当てはまらないと考えています。
その変わりに、保有資産ポートフォリオをしっかり確認する事により、
銘柄、資産構成、国や地域ごとの資産状況を把握して、今後の買付銘柄や比率を見直す必要があると考えます。
例えば成長の期待できない、また自分が重要視していない国や銘柄の比率が、いつの間にか大きくなっていた場合などは、銘柄や比率の再考が必要でしょう。
夫婦2人で資産運用
現在は夫婦2人で『つみたてNISA』の口座を作って資産運用しています。
ちなみに僕の口座は積極的運用、妻の口座は保守的運用
といったように口座ごとに用途・目的を使い分けています。
- つみたてNISAの非課税期間のメリットを最大限活用
- 20〜40年の長期運用で、年利7%前後の高いリターンを目標
- つみたてNISAの中では、ハイリスク・ハイリターン銘柄を選択
- 車や家など大きな買い物、子供の教育資金を目的とした運用
- 5〜20年以内に順次解約の可能性あり
- 解約時のリスク軽減のため、ローリスク・ローリターン銘柄を選択
上記のような考えで、夫婦2人でつみたてNISAによる資産運用をしていますが
妻は全く理解しておらず、選定は全て僕に任せてくれています。
夫婦2人でつみたてNISAによる資産運用が出来るのはメリットです。
つみたてNISAの投資可能期間は2037年→2042年までに延長されましたので、
2018年から利用している僕の場合は、計25年で1,000万円
2019年から利用している妻の場合は、計24年で960万円
夫婦2人で、1,960万円のつみたてNISAの投資枠があることになります。
妻は年間40万円の上限を使い切れていないのですが、夫婦2人で年間80万円の積立投資が目標です。
ポートフォリオ① 積極的運用口座(本人)の保有資産
まずは積極的運用口座(本人)の保有資産ポートフォリオからです。
【銘柄別】保有資産ポートフォリオ
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):54.4%
- SBI新興国株式インデックスファンド:17.7%
- ニッセイTOPIXインデックスファンド:12.7%
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型):9.7%
- eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド:5.3%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が半分以上を占めており、次にSBI新興国株式インデックスファンドや
ニッセイTPOIXが続いています。
現在、積立てを継続しているのは上位2銘柄のみで、3〜5位の銘柄は積極的運用口座では積立を停止して保有のみを継続しています。
積極的運用口座としては、今後数年はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を主力銘柄として、年間上限額40万円の大半を積立ます。
SBI新興国株式インデックスファンドはサブ銘柄として、少額を積立ていく予定です。
3〜5位の銘柄も積立は停止しましたが、2018年から基準価格は大きく上昇し運用益も出ています。
売却する理由はないので今後も保有を継続していきます。
2018年7月から、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が積立可能になった意味合いは非常に大きいです。
それまではこれぞという主力銘柄がありませんでした。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンドを中心に分散していましたが、つみたてNISA制度後すぐに、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を出してくれた三菱UFJさんには感謝です。
【組入国または地域別】保有資産ポートフォリオ
- 先進国:63.4%(日本除く・9割以上アメリカ)
- 日 本:16.4%
- 新興国:12.1%(中国除く)
- 中 国:8.1%
積極的運用口座の60%は先進国でありアメリカです。
世界の時価総額のおよそ60%、42兆ドルはアメリカです。
世界の国別の時価総額と組入国の比率は、同じが望ましいという意見もあります。
その考えからすると、積極的運用口座ポートフォリオの60%がアメリカであることは、個人として納得しています。今後もアメリカ経済や企業が世界経済を牽引することに確信を持っています。
とはいえ、『卵はひとつのカゴに盛るな』の格言が示している通り、投資の世界において偏りすぎるのは良いことではありません。
GDP、時価総額、世界経済の動向などを注視して、自分の資産ポートフォリオは定期的に確認する必要があります。
積立年数の経過と共にアメリカの比率は今後も大きくなりますが、妻の保守的運用口座と合わせて
資産分散もしていきます。
ポートフォリオ② 保守的運用口座(妻)の保有資産
続いて保守的運用口座(妻)の保有資産ポートフォリオです。
【銘柄別】【組入国または地域別】保有資産ポートフォリオ
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
保守的運用口座(妻)は
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の一本だけを積立継続しています。
つみたてNISAの口座が一人分だけであれば、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の一本だけで積立はしていません。
夫婦2人でつみたてNISAによる資産運用をしているからこそ、そのメリットを生かすために選択している銘柄となります。
この銘柄のポートフォリオの深堀りは下記記事でしていますので、是非こちらからご覧ください!
決して手を抜いている訳でありません…。内容が重複するので時間を節約しているだけです。
ポートフォリオ③ 夫婦2人の保有資産
最後に夫婦2人の保有資産ポートフォリオになります。
積極的運用口座(本人)と保守的運用口座(妻)の合計です。
【銘柄別】夫婦2人の保有資産ポートフォリオ
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):37.7%
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型):37.5%
- SBI新興国株式インデックスファンド:12.3%
- ニッセイTOPIXインデックスファンド:9.7%
- eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド:5.3%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりもeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の方が
積立期間が長い事もあって、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の比率が大きくなっています。
ただその点は僕も理解していますので、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の比率を少しずつ高めるようにしています。
現在のつみたてNISAの積立継続銘柄は下記の通りです。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI新興国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
超長期保有により、つみたてNISAのメリットを最大限に活用する積極的運用口座
中期長期で訪れる、子供の教育資金や大きな買い物を目的とした保守的運用口座
それぞれの目的を分けて資産運用していますが、定期的に資産ポートフォリオを確認して
また状況や将来性を鑑みて、買付銘柄や比率を変更することは必要です。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が、保守的運用口座の目的を達成できる金額まで成長すれば
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)やSBI新興国株式インデックスファンドの比率を高めたり、全世界株式などの銘柄を組み入れる事も検討しています。
【資産構成別】夫婦2人の保有資産ポートフォリオ
株式86%:債券14%
- 先進国株式:50.7%(日本除く・9割以上アメリカ)
- 国内株式:18.2%
- 新興国株式:17.0%
- 各国債券:14.1%
理想の資産構成ポートフォリオは『株式60:債券40』と言われる事があります。
これは多くの人に当てはまる、平均点が取れる平均的なポートフォリオであるという捉え方ができます。
年齢、家族構成、保有資産、積立可能金額によって
『株式○○:債券○○』の割合は絶対に変わってきます。
みんなが同じ資産構成と言うことはあり得ません。
僕は今の資産構成『株式86%:債券14%』は納得しています。
今後も『株式85〜90%:債券10〜15%』の水準を維持していく計画です。
ちなみに現資産構成の債券14%は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の中の資産構成であり
債券単独の銘柄は購入していません。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の構成は『株式62.5%債券37.5%』なので
株式100%よりは安定して値動きになります。それが良い点でも悪い点でもありますが。
ミレニアル世代やZ世代の20〜30代の人は、『時間』という強大な武器があるので、状況が許すのであれば、積極的な資産構成を考えたほうが良いかもしれません。
NISA運用歴7年の僕はそうしてきましたし、コロナショック等の大暴落を経験しても、その考えに全く変わりはありません。
【組入国または地域別】夫婦2人の保有資産ポートフォリオ
- アメリカ:49.2%
- 国 内:22.9%
- 新興国:13.0%(中国除く)
- 中 国:8.7%
- 先進国:6.2%(アメリカ・日本除く)
アメリカが約50%を占めて、組入国堂々の第一位です。
とはいえ、イメージしていたより少ないです。
逆に比率が多いのが日本ですが、理由としてはeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の37.5%が日本であること。
また過去に積立ていたニッセイTOPIXインデックスファンドが、最近の株高を受けて資産増加しているためです。
積極的運用口座のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)、SBI新興国株式インデックスファンドの積立を継続して、成長拡大を期待できるアメリカと新興国の比率を高めていく計画です。
まとめ
NISAでの資産運用歴7年!つみたてNISA『保有資産のポートフォリオ』を公開のまとめです。
- 保有資産ポートフォリオは定期的に確認する
- 【銘柄別】【資産構成】【組入国または地域別】の3つの観点で確認する
- 保有資産ポートフォリオを基にして、買付銘柄と買付比率を再考する
こうしてブログの記事を作成していなければ、保有資産ポートフォリオの深堀りは出来ていなかったですし、幾つか気付きもあったので個人的にも良かったと思います。
ただ月次レポート等を参考にして、自分の保有資産のポートフォリオを深堀りするのは、なかなか時間を要しました…。
もし同じ事をされる場合は、時間にも心にも余裕がある時をオススメします!
個人の保有資産のポートフォリオを公開しましたが、少しでも皆さんの参考やお役に立てれば嬉しいです。
最後まで記事を読んで下さり本当にありがとうございました!