『ニッセイTOPIXインデックスファンド』つみたてNISA実績-3年3ヶ月

商品別実績と分析国内株式

ミレニアル世代・20代の皆さん、つみたてNISAで資産運用を検討している皆さん

こんにちは。millenisa(ミレニサ)です。

自己紹介

この記事では、つみたてNISAの『ニッセイTOPIXインデックスファンド』の運用成績を公開します。

・『ニッセイTOPIXインデックスファンド』運用実績2021年3月(3年2ヶ月)
・運用実績のグラフ推移

現在の購入商品は下記の3つです。
① eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
②SBI・新興国株式インデックス・ファンド
③eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

上記の通り、この『ニッセイTOPIXインデックスファンド』は現在積立てを停止しています。では何故運用実績を公開するのか。

その理由は最近は日本の株式市場が元気になって大きく動いているからです。


2021年2月には日経平均株価が30年半ぶりに3万円台を回復しました。

TOPIXも2021年3月に30年ぶりに2,000Ptを回復しました。

世界の中で低迷し続けいてる日本株式市場が、理由はどうであれ、今ようやく30年に渡る低迷から脱却しようとしています。

ニッセイTOPIXインデックスファンドは2018年の『つみたてNISA』スタートと同時に積立てを開始して、毎月5,000円程度で資産分散の観点が主な理由でした。

現在は積立ては停止しているとはいえ、日本株式市場と連動するこのファンドにどんな影響が出ているかを見ていただく為に、実績を公開しようと思った次第です。

なぜニッセイTOPIXインデックスファンドなのか?特に大きな理由はありません。手数料も総資産もその他のファンドと比較しても遜色なく、他でeMAXISSlimやSBIで購入しているので他の会社を選んだだけです。

日経平均株価は225銘柄に対して、TOPIXは一部上場の全銘柄の指数に連動しています。僕は1銘柄の影響を大きく受ける日経平均連より、より分散されたTOPIX連動型ファンドを選択しています。

ニッセイTOPIXインデックスファンド 運用実績

運用実績:3年3ヶ月
評価額:242,442円
損 益:54,429円(+28.95%)

上記のキャプチャは4月2日時点です。このファンドの運用実績の詳細を公表する予定では無かったのキャプチャを取っていませんでした。後述のグラフは3月末のデータに合わせて作成していますので差異があります。

SBI証券の運用実績をそのまま公開しています。
資産運用をしている人はこうした実績は見慣れていると思いますが、見るべき箇所は右側にある評価額と損益だけでいいと思います。その算出方法は次の通りです。

〈算出方法〉
①評価額
数量×現在値
②損 益
算出パターン1
評価額−【積立元本(数量×取得単価】
算出パターン2
数量×(現在値−取得単価) 

グラフで見る運用実績

グラフは見えにくい箇所もありますがご了承ください。Googleスプレッドシートで作成しているのですが、痒いところに手が届きませんでして。

積立当初〜コロナショック前


約2年間の平均利回りは▲3.3%です。見ていただいて分かる通り、この2年という短い期間では全く運用益が出ていません。

この期間の日経平均は20,000〜24,000円の中で行ったり来たりですし、TOPIXは2018年1月の1,800Ptから2年間で緩やかに下降していました。ですのでもちろんこのTOPIX連動型のインデックスファンドの成績も低調です。

コロナショック後

2020年8月以降は緩やかに日本株式市場も回復し始めたので、それに合わせて運用益が出ています。

その後は前述の通り、2021年2月には日経平均株価が30年半ぶりに3万円台を回復、遅れてTOPIXも2021年3月に30年ぶりに2,000Ptを上回りました。

その影響で2021年3月時点で+52,000円(+28.9%)となりました。

やはりアメリカや新興国市場と比較して回復が緩やかで、30年振りの回復といっても他より運用益は低い結果です。

関連記事

日本市場と将来について

現状の日本株式市場には勢いがありますが、個人としては違和感や将来への不安を感じています。

違和感・不安の理由①実力ではない

最近の株高は、金余りで行き場の無い資金が、割安の日本市場に流入している側面があります。

『その他の国も同じでしょ』と思う方もいると思いますが、アメリカを始めとする先進国、インドやブラジルなどの新興国は、日本市場が低調な時も上昇してきましたし、コロナショック後も大きく回復しています。
国や地域によって内需外需など理由は異なりますが、中長期的には未来に向かって成長拡大する可能性を買われている事になります。


『いやいやコロナショック後の上昇率は日本が高いよ』という意見、データもありますが、そもそもコロナショック前は日本が相対的に低いだけです。

日本の将来ではなく、割安な日本株式で短中期的な視点で資金が流入していると考えられます。あと日銀が日本市場を買い支えているので安心感もあるのでしょうが。

ではこの割安感に目安はあるのでしょうか?
バブル崩壊前の日経平均株価3万8957円、TOPIX2884円は、一つの基準としてあり得るかもしれません。そもそもバブルが異常だったので(経験していませんが・・・)適正水準でないとも考えられます。

しかし金余りの状況であったり、外国投資家が割安と判断しているのであれば、バブル前の水準は一つの目安と言えますが、結局今の水準が適正かどうかは未来にならないと分かりません。

違和感・不安の理由②相対的に日本経済は縮小する

日本のGDPは今後も増加します。しかし超低空飛行です。世界の中で相対的には確実に日本の経済力は縮小します。

経済大国日本の将来はどうなるでしょうか。
諸説ありますが、2021年時点で世界第3位の経済大国日本は、2050年には4〜8位になると予測されています。

少子高齢化
人口減少(国の予測では2050年までに2000万人減少しその後も減少は加速)
人口減少による内需縮小
国内企業の世界的な地位低下(2020年時価総額ランキングTOP50では1社のみ)
IT産業での出遅れ
上がらない年収
など課題も山積みです。

国内の基幹産業である製造業、その中でも電化製品は既に海外メーカに大きくシェアを奪われています。自動車産業はテスラ、アップル、Googleなどに中長期で一部シェアを奪われる可能性が高いです。相当な危機感を抱いているのはトヨタの社長のコメントからも分かります。

このように様々な問題を抱えているにも関わらず、日本は国として本気で危機感をもって取り組んでいるのか非常に疑問です。

このコロナ禍においては、国としても企業としてもDXの遅れなどが顕著化し、危機感を抱いた方は多いと思います。テレワークに否定的な会社があるといった記事もよく目にしました。
『デジタル先進国日本』もはやこの言葉は死語です。

皆さんの環境でも良し悪しと思いますが、自分の会社に絶望感を抱いた方も少なからずいると思います。僕は自分の会社の変化への適応力の無さに絶望しました。

とはいえ一部の有力企業は世界の中で引き続き活躍します。高い技術力や付加価値は今後も日本の強みとなるからです。しかしAI分野が加速するこの先において、果たしてどれだけ優位性を保てるかは日本企業の努力次第と言えます。

『日本人の特性×先進技術』この融合が重要になると思います。

他にも日欧EPA(経済連携協定)やTPP(環太平洋経済連携協定)は日本企業が世界で戦っていくための環境整備の一つと言えます。

まとめ

『ニッセイTOPIXインデックスファンド』の実績を公開するだけが、何だか大きな話になって本題から外れた気がしますがすみません。

日本株式市場に連動するインデックスファンドが、中長期的に投資する候補になるか否かという話でした。僕の意見は上述の通りです。

購入比率を抑えたりバランスファンドとして投資するのは良いと思っています。
僕も『eMAXISSlimバランス(8資産均等型)』で積立て継続していますので。

また別の記事で日本経済と国内ファンドの投資についてもっと深堀りしたいと思います。


経済的な豊かさだけで人生の幸福度を測る事はできませんが、
経済的なゆとりは生活を豊かにする要因の一つです。

つみたてNISAによる資産運用は、個人として経済的に豊かになる手段の一つです。
短期ではなくコツコツと長期に渡って積立てを継続する事が大切です。2015年から7年目のまだ短い投資期間でもそれを実感しています。

このブログではリアルな実績を通して、ミレニアル世代や若い世代が自分に置き換えて資産運用のシミュレーションをしたり、資産運用を始めるきっかけなど役に立てればと考えています。

今後もこのブログを通して実績や下記内容を記事にしていきますので是非読んでください。

今後の記事

・実績(eMAXISSlimS&P500、SBI新興国、eMAXISSlimバランス、トータル)
・ポートフォリオ(運用実績)
・現在の買付比率
・米国株式S&P500が主力の理由
・その他ファンドの選択理由
・購入タイミングの考え方
・金融資産に対する考え方
・一般NISAの運用結果(5年経過、つみたてNISAに移行したので全て売却済)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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